◆Hobby◆
下からお選び下さい。
泉水と春・・・そして,愛にあふれた父と母というあったかい家族の中に見え隠れする過去の深い傷。
それに立ち向かっていく家族の絆・・・
「事件」は起こるのですが,
後半は・・・かなり速い展開で事件が進んでいきます。
そして,衝撃的なことも。
にしても,血のつながりはないとしても,
やはり「家族」って思えるのは本当にステキなことですね。
むしろ,本当の「家族」よりも結束が強いのかもしれません。
名前に込められた「スプリング」という描写とか,
父とその子のしぐさが似ているところとか・・・
すごく愛に満ちあふれているような気がします☆
久々に,「あったかい家庭」について考えさせられました。
映画化もされるみたいですね。
あまり,映画化って好きじゃないんだけど,なんだか少し見たい気がします!
個人的な読了日記です。
かなりスリラーな作品ですね。
担任教師が1年間のしめくくりである日に,
自分の娘を殺した犯人である自分のクラスの少年を吊るし上げるという斬新な流れで始まります。
少年犯罪・過干渉な親・愛に飢えた人間など,様々なものが描かれている気がします。
個人的には,各章で語り手が変わるのですが,
その各々が,2択的な選択の中に入るような気がします。
・被害者と加害者
・あめとむち
・正義感とその対にあるもの
・甘えと自立
などなど・・・
その辺りを考えながら読むと面白いかもしれません。
サラリと読めます。
俺も一晩で読めました。
その分,なんだかあっけなく終わった感もありますね。
人生の歯車の動きによって翻弄されてしまう人物を描いたミステリー。
「クレジットカード」という何でも手に入るものの上にある代償は読んでいてすごく怖かったです。
理想と現実のはざまの深みにはまる様はすごいです!
また,人間の強欲や多面性なども繊細に描かれているため,リアルさも感じます。
徐々に糸口が見つかっていき,最後にひとつにつながるという展開は,読むものをひきつけると思いました。
ただ,かなり長編の割りには,ミステリーの核心部分は単純だったと思います。
そのため,謎解き的な要素は若干弱い気もします。
たくさんの人物が出てくるので,人間観察が好きな人には結構好きかもしれませんね(笑)
単なる不倫のもつれによる殺人・・・に思えるが,
その周囲を取り巻く異常な光景。
それが心理状態であったり,行動であったり,いや,基盤となっている登場人物の人間関係であったり・・・
すべてが異常に思えてくる作品です。
だけど,親の心理・・・少し考えさせられました。
とある方向に進んでいくとこうなるのか・・・と。
登場人物の主観で書かれているのではなく,客観的に書かれているので,自分がその世界を見ているような気分になります。
ストーリーは面白いのだけれど,現実味があまりないので☆3つで
えっとですねぇ,フラレタ男子大学生の失恋レポート・・・みたいな感じですかね。
失恋を経験したことのある男の人なら,気持ちもわかるし,とっても自虐的かつたまに垣間見れる強がりみたいなものもわかるのですが(笑)
ただし,ストーリー性はほとんどありません。
しいて言えば,クリスマス前の虚しさと少しばかりそれにつながる「事件」かなぁ。
笑って読むには,とてもいい本ですが,
ストーリー性を重視する人には向いていないかも。
ページ数がそこまで多くはないのだけれど,なかなか読み終えることができなかったのは,あまり引き込まれなかったからかなぁ・・・
だけど,登場人物はとっても濃い〜のがそろってますよ☆
結局のところ,男子の妄想記録です
「僕の記憶は80分しかもたない」
もし,80分でリセットしてしまう記憶の持ち主だったら・・・
そんな奇妙なやり取りの中でも,あたたかい「何か」が残っていくんですね。
なんだかほんわかとした優しさがあふれています。
数学を仕事にしていると,その魅力を忘れがちなのですが,この本を読んであらためて,数学の魅力に気づけたような気がします!
素数・完全数・友愛数・オイラーの公式と数学のたくさんの用語が出てきますが,知識がなくても読み物として十分楽しめますよ〜
数式をレース模様と表現できる作者の小川洋子さんに脱帽です。
岡山県の出身者として,なんだか誇らしいですね。
終始ゆったりとした雰囲気で読め,あらためて「愛」を感じることのできる作品です。
刺激を求める方には,少し物足りないかもしれませんが,いつの間にかスラスラと読む世界に引き込まれていく感じですね。
ただし・・・個人的ではありますが,私は映画(DVD)のこの作品はあまりおすすめはしません。
なんだかこの作品のもつほんわかした雰囲気があまり伝わらないので・・・。
★★★★★
★★★★☆
★★★★☆
★★★☆☆
★★☆☆☆
★★★★☆
★★★☆☆
妻を交通事故で失い,その加害者への復讐をしようとする男,そして,自殺専門の殺し屋,ナイフ使いの殺し屋・・・この3人がそれぞれの思惑を抱いてストーリーは進められます。
3人が真相に近づいていった先,最後にみる運命とは??
人物のココロの中の葛藤などは,この伊坂さんの描き方はいつも引き込まれるものがあります。
ロシアの小説や,ロック歌手など,本当に題材はステキです。
しかしながら,どうも,今回は現実とかけ離れた裏社会が舞台だからなのか,ココロに響かない部分もあります。
面白いのですが,ちょっと好き嫌いが分かれる作品だと思います。
俺は,それなりに面白かったけど,自分から好んで読むタイプではないですかね。